サントリー、ユニ・チャームと鉄道コンテナ往復輸送を開始 関東・四国間で
サントリーホールディングス(大阪府大阪市)は10月30日、ユニ・チャーム(東京都港区)のグループ社と共同で、関東・四国間を結ぶ鉄道コンテナによる長距離往復輸送を11月から本格稼働すると発表した。共同輸送により、配送業務を効率化し、CO2排出量削減を図る。
トラック輸送から鉄道コンテナ輸送に転換、CO2排出量約180t削減

共同輸送で使用する鉄道コンテナ(出所:サントリーホールディングス)
取り組みでは、これまでそれぞれトラックでの片道運行となっていた輸送を鉄道コンテナ輸送へ切り替える。
ユニ・チャームの生産子会社であるユニ・チャームプロダクツ(愛媛県四国中央市)とサントリーグループが連携し、関東から四国へは、サントリーの酒類・清涼飲料製品を、四国から関東へはユニ・チャームの衛生用品などを輸送する。
トラック輸送から鉄道コンテナ輸送に切り替えることで、CO2排出量を約180t削減できる見通しだ。

(出所:サントリー)
両社は2024年5月から、トラックによるリレー形式のラウンド輸送を共同で開始した。同年12月には、CO2排出量削減とドライバー負荷軽減を実現し、持続可能な物流体系の構築が評価され、2024年度「物流パートナーシップ優良事業者表彰」で、「グリーン物流パートナーシップ会議 特別賞」を受賞している。

2024年12月23日に実施された表彰式の様子(出所:サントリーホールディングス)
サントリーは今後も、「物流2024年問題」への対応や環境に配慮した持続可能な物流の実現を目指して取り組みを進める方針だ。
記事出所: 『環境ビジネスオンライン』 2025年11月4日出典

