トヨタ、北米仕様新型EV「bZ Woodland」世界初披露へ
「bZ Woodland」新車発表イベント展示モデル（出所：トヨタ自動車）
トヨタ自動車（愛知県豊田市）は5月15日、北米でバッテリーEV（BEV）のラインアップを拡充していくことを明らかにした。5月19日から21日まで開催する北米での新車発表イベントにて新型車「bZ Woodland」を世界初披露する。
北米での発売は2026年初旬、日本モデルは同年春頃に発売予定
同社はこれまでも「もっといいクルマづくり」を目指し、商品と地域を軸とした経営を進めてきた。カーボンニュートラルの実現に向けたパワートレーン開発では、世界各国の多様な顧客ニーズに応える電動車の選択肢を用意する「マルチパスウェイ」の取り組みの下、さまざまなモビリティを展開している。
同社によると、米国市場はBEVを中心に堅調な成長が想定され、またBEVは米国メーカーのシェアが高く、一層の商品力強化が必要だという。そこで、同社は今回、「bZ」「TOYOTA C-HR」とともに、北米市場で主要となるSUVをカバーできるBEVラインアップとして新型車「bZ Woodland」を投入する。
「bZ Woodland」（北米仕様）は、総電力量74.7kWhのリチウムイオンバッテリーを採用し、航続距離は約260マイル（約418km）を確保した。またバッテリー本体の温度を調整する機能「バッテリープレコンディショニング」搭載。冷間時の急速充電時間約30分を目標に開発しているという。
北米での発売は2026年初旬の予定。日本向けモデル「bZ4X Touring」は、2026年春頃の発売となる見込みだ。
記事出所： 『環境ビジネスオンライン』 2025年5月19日出典
